バイクで事故ると...
オートバイで衝突した場合、そのままシートに座っていることはまずできない。
必ず飛ばされてどこかに打ち付けられる。
その時の衝撃で大切な身体が損傷する。
身体のどこを損傷するか
警視庁の事故データ統計によると、2010〜2014年のオートバイ乗車中の死亡事故は、頭部損傷は約50%、胸部腹部損傷は約40%となっている。
このデータから解ることは、ヘルメットで頭部は守れても、胸部や腹部を強打するので死に至るということだ。
胸部プロテクターの勧め
胸部プロテクターが面倒だと言う方も多いが、大人ライダーなら必ず装着したい。
バイクという趣味を楽しむのは個人の勝手だ。
しかし、その趣味で怪我をした場合、誰も擁護してくれないからだ。
大人ライダーだから装着
学生の時なら学校を休めばいいだけだが、仕事は待ってくれない。
万が一事故を起こした場合、バイクはグチャグチャ、身体はケガ、仕事もパー。
これではまったく危機管理ができていない。
せめてケガを最小限にする用意を揃えておきたい。
事故の確率
毎日通勤でバイクに乗る場合、格段に事故度は上がる。
単純計算だが、週1ツーリングの数倍になる。
毎日乗る人ほど胸部プロテクターを装着して欲しい。
JMCAの制度
JMCAという団体がある。
一般社団法人全国二輪車用品連合会という正式名称の団体だ。
読んで字の通り二輪車用品の業界団体である。
このJMCAは胸部プロテクターの推奨制度をやっている。
具体的な内容は、欧州の安全規格であるCE規格をクリアした胸部プロテクターにJMCAのステッカーやマークを貼って表示する。
その衝撃吸収の性能を★の数で表示してあるので、とても解りやすい。
ジャケットタイプ
一番簡単なのはライディングジャケットに内包されているタイプだ。
これならそのジャケットを着るだけで良い。
最初から胸部プロテクターが付属しているモノもあるが、オプション扱いになっているジャケットが多い。
ぜひともこのオプションを装備して安全度を高めて欲しい。
チェストタイプ
普通のジャンパーなどを着たい場合は、胸だけのチェストタイプを装着するといい。
以前は重いプロテクターが多かったが、最近は軽くて高性能なプロテクターが出ている。
これなら装着してても違和感は少ない。
今日のまとめ
私もジャケットのオプションとして胸部プロテクターを装着している。
誰だって事故を起こすなんて考えてもいない。
それでも事故は起きる。
備えておいて損なことは何もない。