アフリカツインが進化した
アフリカツインはホンダが誇るビッグオフローダーバイクだ。以前から噂があったビッグタンクを装備した「アフリカツイン・アドベンチャースポーツ」がイタリアのミラノショー(EICMA2017)で発表された。
コンセプト
- もっと遠くへ行きたい
- もっとタフに過酷な挑戦をしたい
これらのアドベンチャーを実現するために、さらにタフな装備のアフリカ・ツインをホンダが用意してくれたのだ。
燃料タンク
まず眼を引くのは大きくなった燃料タンクだ。標準モデルが18.8Lだったのに対し24.2Lへと大幅拡大された。これにより今まで以上のロングツーリングが可能となった。
スクリーン
標準より80mm高さがある大型のウインドスクリーンが装備されている。標準でも評価の高かった防風性能がより高められ、高速域での移動が快適になる予想だ。
サスペンション
前後のサスペンションストロークが延長されている。正確な数字は不明だが、悪路での走破性が向上しているはずだ。
豪華な装備
標準ではオプション扱いとなっているグリップヒーターとAC電源ソケットも装備されている。今までより過酷なシチュエーションでもより快適に走破できる。
安全装備
転倒時のダメージ軽減を考え、シルバーのパイプ型クラッシュガードを装備している。エンジン下部には大型のアルミアンダーガードを装備、岩場での損傷や飛び石なども想定内だ。
2018年型の装備
アフリカツインのスタンダード/アドベンチャースポーツに共通としてこれだけのものが装備された。
ついにスロットル・バイ・ワイヤが装備された。これは電子制御式のアクセルスロットルコントローラーであり、4つのライディングモードをセレクトできる。
トラクションコントロール(HSTC)もアップグレードされた。旧モデルでは3段階+オフだったのに対し、7段階+オフとより細かく設定できる。
バッテリーも新型のリチウムイオンバッテリーが搭載された。これにより従来型よりも2.3kgバッテリー重量が軽くなり、総重量も2kgほど軽量化された。
270度クランクのパラレルツインエンジンにも改良が施されている。バランスシャフトのウエイトを300g軽量化し、中速度域のピックアップが改善されている。
給排気系も見直され、新型マフラーも装備した。
カワサキでは小排気量車にも導入されているアシスト&スリッパークラッチがやっとアフリカ・ツインにも導入された。これでマニュアル車を選んでもかなり快適にクラッチ操作ができる。
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今日のまとめ
アフリカ・ツインには男のロマンがある。それは冒険であり挑戦である。