箱根へのツーリング
今日は友人とツーリングに行ってきた。
天気も良くバイク日和だ。
東名道から小田原厚木道路に入り、箱根ターンパイクへ向かう。
紅葉も色鮮やかな箱根の山道を快適に進む。
帰路は西湘バイパスで海沿いを走る。
海がブルーとグリーンのグラデーションを映し出し、素晴らしい絶景だった。
ハーレーより絶版旧車が人気
サービスエリアで休憩している時に、ふとある異変に気がついた。
今まではどこにでもハーレーのグループがいたのに、最近はほとんど遭遇しない。
その代わりに多く見かけるのがバイク黄金期とも言える70年代〜80年代の絶版名車たちだ。
オーナーはほとんど50代以上。
なぜ絶版旧車に乗り換える人が多くなったのか?
夢の共演
高速道路のパーキングエリアは展示会場のような華やかさがある。
普段街なかであまり見ることができない絶版旧車バイクが何台も普通に置いてあるのだ。
ピカピカにレストアされたものもあれば、昔風のカスタムが施されたものもある。
オーナーの思いや愛がそこにはある。
ワイルド7の飛葉
思えば自分もバイクに憧れたのはマンガからだった。
当時大人気だったのは少年キングに連載していた「ワイルド7」。
悪党を警官に採用し、その悪党をもって世の中の悪を退治するという過激な発想の漫画だった。
ワイルドのメンバーはバイクを手足のように扱い、ガンアクションもたっぷりだった。
実に男心をくすぐる名作だった。
バイクアクションに憧れる少年たち
チーム最年少16歳の飛葉大陸(ひば・だいろく)はその悪党をまとめるリーダーであり、バイクの名手だ。
連載最初はトライアンフに乗っていたが、途中でホンダCB750に変更される。
その白バイ使用のCB750には数多くの仕掛けがあるのだが、この飛葉ちゃんのバイクアクションに憧れた男子は多い。
教習所で大型免許が取れる
この当時はまだバイクに乗れる年齢ではなかったし、大型免許はまだ教習所で取得できない時代。
免許センターで実技試験に合格しなければナナハンには乗れなかった。
合格率は1%と超難関、東大より難しいと噂になっていた。
昔憧れた夢のバイク
その大型免許が教習所で取れるようになり、昔バイクに乗っていたおじさんが大勢教習所に通うことになる。
免許取得後にまず大人の趣味バイクであるハーレーを買うパターンが多い。
自分もそうだった。
そして、その後で気がつく。
市販されているバイクなら何でも乗ってよし!
これが大型バイク免許の醍醐味である。
そう気づいた時に昔憧れていたバイクがレストアされ売られている。
ハーレーと同じ金額を出せば、ピカピカのカワサキZ2にも手が届くのだ!
自分が一番乗りたいバイク
憧れた漫画は人それぞれだけど、70年代のバイクには夢とロマンがある。
少年時代の永遠の憧れがまだ生きている。
趣味として復活したバイクなら、とことん悔いのないように一番乗りたいバイクにのるべきだ。
今日のまとめ
カワサキZ2、マッハ750、ホンダCB750Four、CBX1000、ピカピカの名車が箱根を走っている。
時代を超えた少年たちの憧れを乗せて、今日もいい音を響かせている。